
ある日、水について考えていたのだけど、脱線した。「そういえば、みずむし(ハクセン菌じゃない)っていたよね」と。
子どものころ、祖母が「いいものみつけた」といって、手に持っていた「それ」を水を張ったコップに放ち、小さな正方形に切った紙きれを水の底に沈めた。
とたんに、水に浮いていた「それ」は沈んだ紙きれを捕まえに潜り、紙片をつかまえると浮上。以降、潜っては紙片をつかみ、浮上を何度も繰り返した…
幼い私は興奮した。その「いいもの」は確か「みずむし」もしくは「風船虫」というのだと教えてくれた。その記憶を頼りに、インターネットで検索してしまったのは間違いだったかもしれない。
私の記憶のみずむし(ハクセン菌にあらず)はそれはそれはかわいい虫なのだ。
実際に画面越しに再会したみずむし(ハクセン菌にあらず)は、…虫だった…
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